国際結婚の相手国ランキング(日本人の男女別)
国際結婚の相手国ランキング(日本人の男女別)
順位 | 国名 | 割合(%) |
---|---|---|
1位 | アメリカ人 | 27.9 |
2位 | イタリア人 | 23.3 |
3位 | イギリス人 | 21.8 |
4位 | ロシア人 | 20.4 |
5位 | フランス人 | 18.1 |
6位 | スペイン人 | 17.9 |
7位 | 韓国人 | 11.6 |
8位 | ブラジル人 | 10.0 |
9位 | 中国人 | 7.3 |
10位 | 日本 | 5.6 |
11位 | その他 | 4.0 |
日本人男性はアメリカ人女性がいいと思っている人が多いようです。
アメリカ人がよい理由としては、「結婚するなら英語圏の人がいい」「アメリカに憧れがある」「自分も英語を話したい」といった理由があるようです。
到底気性の合いそうにないアメリカ人女性と日本人男性のカップリングですが、「恋愛と結婚で選ぶ女性は違う」という日本人男性独特の二面性から、ビジネスに有利な米国とのつながりや将来の「利益」を見越してアメリカ人妻を選ぶという打算も働いているのかもしれません。
3.日本人男性が実際に結婚した相手国
平成28年度の調査で、実際に日本人男性が国際結婚をした相手国は、以下のようなランキングとなりました。
順位 | 国名 | 割合(%) |
---|---|---|
1位 | 中国人 | 37 |
2位 | フィリピン人 | 23 |
3位 | 韓国・朝鮮人 | 14 |
4位 | タイ人 | 6.4 |
5位 | アメリカ人 | 1.7 |
6位 | ブラジル人 | 1.5 |
7位 | ベトナム人 | 1.2 |
8位 | その他 | 17 |
結果的には、結婚したい外国人ランキングで最下位だった中国人がトップで、全体の3分の1以上占めています。1位~4位までアジア人が占める背景には、日本の過疎化する地方農家などの後継ぎ問題は人手不足のため、アジア人女性を嫁に迎えるケースも多々あり、中には国際お見合い業者も参入しているため、数字的にはこのような結果が出るのも予測できます。
また日本人男性の多くに白人コンプレックスがあり、結局同じアジア人が落ち着くということでしょうか。
ただ、今や欧米女性の間でも日本人男性は人気なのに、それに気づかないのも悲しいですね。日本人男性と親しくなりたい欧米人女性も沢山いるのに、「日本人男性が声掛けてくれない」「日本人男性から敬遠されている」と落胆している欧米人女性たちの存在に気付いてあげてほしいものです。
日本も男女平等になったとはいえ、政財界や社会で活躍する女性比率が世界的に見てもはるかに低い日本は、今でも男尊女卑の習慣がDNAに刻み込まれています。日本人男性にとっては「男性を立てて前に出ない」「従順でおしとやか」そんな女性が結局一番ということでしょうか。
欧米の女性は「愛」が結婚の核にありますから、毎日愛を示し続けなければなりません。日常でも疲れて仕事から帰っても愛をささやく、毎日妻に感謝の言葉を述べる、妻を喜ばせるのに気を抜かない、そんな「無言の契約」が面倒臭いのも日本人男性の特徴です。日本人男性が「理想の外人女房を娶る」を実現するには、男性自身の自己改革が必要なのかもしれませんね。
4.日本人女性が結婚したい相手国
さて、日本人女性に上記と同じ調査で「どこの国の人と結婚したいか?」という質問をしてみました。日本人女性が回答した結果は以下の通りです。
順位 | 国名 | 割合(%) |
---|---|---|
1位 | イギリス人 | 48 |
2位 | アメリカ人 | 41.8 |
3位 | イタリア人 | 33.2 |
4位 | フランス人 | 21.2 |
5位 | スペイン人 | 13.9 |
6位 | ロシア人 | 10.3 |
7位 | ブラジル人 | 8.3 |
8位 | 韓国人 | 6.2 |
9位 | 台湾人 | 2.1 |
10位 | 中国人 | 1.2 |
11位 | その他 | 1.0 |
予想通り、上位5位までは圧倒的に欧米人で占められています。
韓国人はやっと8位です。ちょっと悲しい結果ですね。
1位2位の米英国は、やはり英語圏であり、日本との関わりも深く馴染みある国という理由が大きいでしょう。
日本人女性が「外国人男性」に憧れる理由は、日本人男性にないものを求めているからです。欧米人男性にあって日本人男性に不足がちな特徴は以下の通りfです。
1.愛情を言葉に表し、スキンシップで表現してくれる。
2.レディーファーストがDNAに染み込んでおり、女性を優先的に大事にしてくれる。
3.顔がかっこよく、男らしく、頼りがいがある
3は日本人でも当てはまりそうですが、1と2は日本人男性に欠けがちな重要ポイントです。日本人男性は何歳になっても、一日に一度でも妻に「スキンシップする」「有難うと言う」を実践しているでしょうか?食卓やレストランで妻に飲み物をついであげるでしょうか?これが欧米人の「女性のいたわり方」なのです。外国のいい所を取ってさらに洗練させる技術に長ける日本人のこと、欧米人のこうした「女性への細やかな気配り」も是非盗んでモノにして欲しいものです。
5.日本人女性が実際に結婚した相手国
では実際に日本人女性がどの国の相手と結婚しているのでしょう。
平成28年度の調査では、実際に日本人女性が国際結婚をした相手国は、以下のようなランキングとなりました。
順位 | 国名 | 割合(%) |
---|---|---|
1位 | 韓国・朝鮮人 | 26 |
2位 | アメリカ人 | 17 |
3位 | 中国人 | 13 |
4位 | ブラジル人 | 5 |
5位 | イギリス人 | 3.9 |
6位 | フィリピン人 | 2.4 |
7位 | その他 | 34 |
日本人男性の場合と同じく、願望と事実には大きなギャップがあり、結婚したいランキングで下位だった韓国・朝鮮・中国といったアジア諸国の外国人と実際に結婚しているケースが多いようです。
ただ、注意すべきはこの結果は「日本で結婚届けを出した国内統計」だということです。
こうした理想と現実とのギャップの背景にあるのは、男性・女性のケースとも相手の外国人が「経済的・政治的に安定した日本で挙式したい→日本に居住したい→日本で働き収入を得たい」という事情を抱えているパタ-ンが多いということです。
経済的に豊かな欧米の先進諸国で結婚式を挙げる国際カップルも多く、日本の統計にはその数は含まれないため、ここでご紹介した調査結果が国際結婚をした日本人の正確な目安にはならないということです。
6.まとめ
こうして見ると、日本の男女共に、国際結婚の相手に対し理想と現実のギャップがあるようですが、日本人同士の結婚でも同様に理想と現実は異なるものです。
どの国の人であれ、その人と結婚したということは、何かしら意味があるのではないでしょうか。
偶然の出会いも実は偶然ではありません。
自分がその人と合う、その人と暮らしたいと思えば国名を気にすることなく一緒になればいいのです。
遠い昔は国内でも県や地方が違う人と結婚することさえ「国際結婚」のようにひと騒ぎしたものです。
日本での国際結婚は25組に1組と言われる現在、国際結婚は当たり前になり、隣人にいろんな外国人がいて、多様な文化を交換・吸収し合って行けば、新たな日本の未来が開けるのではないでしょうか。