国際結婚!結婚前に覚悟しておくべき6つのこと

素敵な外国人パートナーとの国際結婚に憧れる日本人も少なくありませんが、国際結婚だからこそ生じる離婚も少なくありません。

幸せな国際結婚を続けるためには、日本人同士の結婚以上に互いに気を遣い日々努力しなければならない覚悟が必要です。

 

国際カップルは結婚前にどんなことを理解し合い覚悟しなければならないのでしょうか?

日本に住む場合と相手国に住む場合に分けて、その覚悟を見てまいりましょう。

 

1. 言葉

国際結婚最大の壁が言葉です。両者が相手の外国語を流暢に話せるという国際カップルは英語が母国語以外は稀。

ほとんどはどちらかが日本語か英語か現地語で、中にはカタコトの外国語でなんとか会話しているのが現状なのです。

(1) 日本に住む場合

外国人パートナーが日本語を話せない場合は、英語が話せても英語の通じない役所や店など沢山ありますから、相手にストレスもたまり、そのストレスが家庭に持ち込まれ、しなくてもいい夫婦喧嘩も勃発します。

 

時間が経てば日本語も流暢になるでしょうが、日本語学校に行くなどして日本語を勉強する姿勢も夫婦の信頼を築くのに不可欠でしょう。

 

また、外国人パートナーが日本語を話せないため、役所の手続きや病院の付添など、日常のいろいろな場面で日本人パートナーが一人で処理したり同伴しなければならない場面が出てきます。日本人パートナーに時間と労力の負担がかかることは覚悟しておいて下さい。

(2) 相手の外国に住む場合

上記(1) の内容と全く同じです。さらに、日本ほど安全な国は世界にありませんから、危ない国は勿論、安全と思われる欧米の先進国でも、スリや詐欺は沢山横行し、言葉が通じないために犯罪被害に遭う可能性も高くなります。現地で生活する場合は、早く現地語を習得することが賢明です。

2. 文化・習慣・しきたり・宗教・食事

相手国が文化や生活レベルが全く異なる場合はもとより、宗教・文化が同じ近隣のアジア圏であっても、生活レベルが同等の先進国であっても、異文化であることに変わりはありません。

 

日本人独特の以心伝心は外国人には通用しませんから、言葉ではっきり伝えて潤滑なコミュニケーションを続けることが大事です。

(1) 日本に住む場合

近年は日本の伝統文化やアニメや漫画などの現代サブカルチャー、また日本食が世界でも大人気で、外国人も違和感なく日本文化に溶け込んでいます。

 

しかし、日本に暮らすとなると別。日本に住む外国人が特に違和感を感じ慣れないのが金銭を贈るしきたりです。冠婚葬祭ではそれなりの額を包まなければなりませんし、お年玉やお見舞い、進学・就職祝いなど、あらゆる場面で金銭の授受が発生しますので、予め外国人パートナーに説明しておくことが大切です。

(2) 相手の外国に住む場合

国によって文化も習慣も異なるので一概にまとめることはできませんが、イスラム国などではラマダンなど過酷な食事制限が課される時期が定期的に訪れますので、それに耐えられるか覚悟が必要です。

 

また男性優位の国も第3国には沢山あり、女性軽視の風習も多々残っていますので、そんな国へ嫁ぐ場合は、心身の安全のためにも日本での生活に切り替えた方が安全かもしれません。

3. 仕事

世界的な不況が続き、どの国でも仕事を探すのは一苦労なのが現状です。

一時的な仕事は見つかっても生活を長期的に維持していくためには固定収入が得られる定職を見つけることが必須です。

(1) 日本に住む場合

人口減少により労働人口の不足が問題となっている日本では、外国人労働者の移住策がとられるほど、外国人にとっては仕事を探しやすい環境にあると言えます。とはいえ、単純作業の仕事であっても、日本語が話せることが重視されますから、語学の勉強は必須です。

 

また、日本で外国人が働ける職種はある程度限られているので、高収入、好条件の専門職、総合職を望む場合は、相応の学歴や職歴が求められます。

(2) 相手の外国に住む場合

こちらも現地語が話せるかどうかが就職を成功させる必須条件となります。学歴社会である日本は就職に学歴を重視する傾向がありますが、外国では日本の学歴は通用しない、と覚悟しておいた方がいいでしょう。現地の日系企業なら日本の高学歴も通用しますが、現地の会社となると、現地国での取得ディプロムが重要視され仕事も見つけやすくなります。

4. 家族とのつきあい

他国に比べて家族の関係が希薄な日本人と真逆の外国人との結婚では、家族関係にギャップを感じるカップルが多いようです。 特にラテン系、欧米人は家族関係が濃密であることは理解しておいた方がいいでしょう。

 

(1) 日本に住む場合

日本人の家族関係はシンプルでドライな家庭が多いので、両親と別居している場合は特に問題はありませんが、日本ならではの風習である日本の親と同居するケースも多く、その場合は「相手の家に入る」という覚悟が必要です。 相手の家の習慣やしきたりにうまく適応する努力と、日本人パートナーも間に入って外国人パートナーを支える努力も必要です。

 

(2) 相手の外国に住む場合

ほとんどの外国が家族第一主義で日本と比べると家族関係は濃厚です。

「家庭より仕事」は外国では通用しませんので特に日本人男性は要注意です。

 

家族とハグし合うのは日常的な習慣で、誕生日に贈り物を送ったり電話したり、両親の家を頻繁に訪問・帰省したり、家族との絆をより深めていく努力が求められます。

そんな濃密さにうんざりする日本人も多いようですが、相手の家族と険悪な関係にならないよう、賢明な適応力が必要とされます。

 

5. 友人・同僚・ご近所・知人とのつきあい

家族同様、カップルに関わる全ての他人との付き合いにも、国際結婚ならではの気配りが付きまといます。家族以外の他人との付き合いは、どこに気を付けなければならないのでしょうか。

 

(1) 日本に住む場合

田舎に住む場合はご近所さんとの関係が濃密になり、親切を通り越してお節介と感じることも多々あると思います。

 

特に外国人との結婚というレアケースは注目を浴びご近所の話題の種になりますから、いろいろ気遣いが多くなるでしょう。近所付き合いを円滑に続けるために、恩は恩で返すという気配りも忘れないことが大切です。

 

また日本の仕事社会では同僚との付き合いも大事で、日本人夫の場合、勤務後や週末でさえ「つきあい」の飲み会やゴルフ会などが頻繁に起こり得ます。家庭第一の外国人妻との間に亀裂を生じさせないためにも、日本人社会の掟を十分理解してもらうことが大事です。

 

(2) 相手の外国に住む場合

日本人社会のような面倒な人付き合いはほとんどありません。国にもよりますが、先進国では他人に干渉することはあまりないので、家族第一で暮らしやすいと言えます。

 

ただ、欧米などでは友人同士のパーティが頻繁にあり、飲んで踊って朝まで騒ぐのが常態化していますので、パーティに疲れないよう体力つけて慣れることも大事な人付き合いと言えるでしょう。

 

6. 出産・育児・教育

子供が生まれると家族の絆はより強固になり、出生国、育った国との結びつきはより確実なものとなります。

2人だけの問題ではなくなってきますから、出産・育児に伴う責任と覚悟は重いものがあります。

 

特に出産に当たっては、出生地主義の外国、血統主義の日本で生むかによって、子供に様々な条件が課せられることになるので、出生国の選択も大事な要素になります。

 

(1) 日本に住む場合

日本で生まれる子供は血統主義で自動的に日本人となります。なのでハーフであっても外国では日本人扱いになるため、万一両親が離婚した場合、子供が相手国に住む場合は滞在許可証、国籍取得の手続きなど面倒な行政手続きが必須となります。

また離婚後、気軽に子供に会えない状況も発生しますので覚悟が必要です。

 

(2) 相手の外国に住む場合

出生地主義の外国で子供が生まれた場合、自動的にその国の国籍が与えられます。その場合、例えば軍事徴兵制度のある国では、ある年齢に達すると徴兵義務が課せられるので、場合によっては戦地に送り込まれる事態も発生します。

 

また、出生地主義で生まれた子供を相手の了承を得ず日本に連れ帰った場合、誘拐罪に問われるリスクも生じます。夫婦の関係が良好なうちは問題なくても、いざ離婚の危機に立たされた時、両親の狭間で子供が苦しむことがないよう親としての責任は重大だと覚悟しておきましょう。

 

7. まとめ

文化や習慣が異なる国際カップルには様々な壁が立ちはだかります。日本に住んでも、外国に住んでも、外国人差別は少なからず生じ、ハーフの子供はどちらの国においてもどっちつかずの差別に遭遇します。

 

そんな壁に遭遇しても、相手を互いに思いやり、相手の文化をリスペクトすれば互いに理解し合え、幸福な結婚生活を維持できるのです。困難な壁を乗り越えれば国際結婚ならではの喜びは無数に広がりますから、結婚前にしっかり覚悟を決めて責任を持って結婚を決意して下さいね。