英語を喋れないまま国際結婚して大丈夫なの?

はじめに

国際結婚自体は決して今に始まったことではありません。グローバル化が現在ほど進んでいない20世紀後半においてもオノヨーコとジョンレノンに代表されるように国際結婚は少なからず見られるようになっていました。

 

そして21世紀に入るとグローバル化はさらに進み、今でもまだ珍しがられることが多いとは言えども国際結婚の動きは表立って活発になっているのもまた確かです。

 

それにしてもここで気になるのが英語力に関することです。国際結婚をする際に英語力が必要になるかどうかです。果たして英語を喋れないまま国際結婚して大丈夫なのか、今回の記事で紹介していきます。

英語を喋れないまま国際結婚して大丈夫?

英語を喋れないまま国際結婚して大丈夫なのか、英語さえできれば大丈夫なのか、今回は4つのケースに分けて検証していきます。

 

<英語を喋れないが結婚できた場合>
現実として英語を喋れなくても国際結婚までこぎつけることができた人は存在しますし、決して数も少ないわけではありません。

筆者としてもこれは不思議に思わずにはいられないのですが英語が通じない状態で交際が始まり、そのまま国際結婚にまでこぎつけることができたケースは実は珍しいことではないのです。

英語がしゃべれなくても国際結婚にこぎつけることは不可能ではないことは分かりましたがこの後のコミュニケーションを中心に前途多難になりやすい節もまた否めません。

 

<やはり英語力はある程度ほしい?>
実際に英語が喋れない状態で国際結婚に漕ぎつけることができたとしてもこの後コミュニケーションが大変になります。お互いに言語が通じない状態では意思疎通は困難なものになり、カルチャーショックばかりでなく日常生活でも苦労し、離婚にまで至ってしまえば本末転倒というものです。その上でも理想的にはある程度の英語力はほしいものです。

 

しかし、結婚当初に英語が喋れなかったとしても悲観することはありません。なぜならば英語を学習すればいいからです。理想的にはパートナーにも日本語を学習してもらうことができればお互いに言語の壁を越えるためのハードルを低くすることができます。大変かも知れませんが結婚してからでも英語を学習すればコミュニケーションにかかるイライラは緩和されること間違いなしです。

 

なお、必ずしもパートナーが英語圏の人であるとは限りません。むしろ、パートナーも英語を喋れない可能性だって十分にあります。なおかつお互いの母国語が通じないときは何か共通言語があるといいでしょう。(例えば英語と決めたら二人で共に学習すればいいのです)

 

<パートナーが日本語が通じる場合>
英語が喋れなくてもパートナーが日本語が通じる場合は大変心強いものです。実際に近年東南アジアなどを中心に日本語を喋ることのできる外国人も実は少ないです。

近年特に目立っているベトナム人との国際結婚においてもこのようなケースが見受けられることもあります。このような場合は確かに英語が喋れなくても大丈夫そうには見えますがパートナーの文化を理解するためにもパートナーの母国語を知ることもまた大切なことです。

 

<英語は通じないがパートナーの母国語が分かる場合>
さて、忘れてはいけないのは国際結婚のパートナーは常に英語圏の人であるとは限らないということです。ですからパートナーも英語が喋れないということも十分にあり得るわけですがそこでパートナーの母国語を喋ることができればこれは文句なしですし、究極的にはこれが理想です。ネイティブレベルならなおのこと文句なしですが、そうでなくともパートナーから教えてもらうなどして学習すれば言葉の壁を越えるハードルは低くなります。

なお、相手の文化を知ることは言うまでもなく大切なことですが同時に自分の文化を知ってもらうこともカルチャーショックを緩和する上で大切です。ですから、パートナーにもその一環として日本語を学習してもらうことは大変有意義なことではないでしょうか。

結局英語は喋れなくても国際結婚はできるの?

結論から言えば決して不可能なことではありません。しかし、その後も英語が喋れないままの状態が続くとコミュニケーションなどを中心に前途多難な道のりが待っています。そのため、最初は英語が喋れない状態であったとしても学習を通して克服していくことは大切なことです。また、英語が喋れなくてもパートナーの母国語が喋れればまた素晴らしいことですから必ずしも英語が絶対とは限りません。いずれにせよ、最初は英語が喋れなくても結婚に漕ぎつけることは可能ですがその後が重要になってくるということを覚えていただければ幸いです。